認定看護師になるには。教育課程の費用について、実際にいくら必要なのか解説!

認定看護師の申し送り

認定看護師になりたいと思っていても…

いくらお金がかかるのかわからないから踏み込めない

と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。

私自身も、財布と相談しながら、これくらいあれば大丈夫だろうか…と不安に感じながら、認定看護師になるのかどうか悩んでいました。勉強したいという強い思いを持っていたとしても、その資格を獲得する為には、まずお金がかかるということを理解しておく必要があります。

勉強をしたい!という意欲はもちろん第一に大切であると思います。


ただ、認定看護師教育課程へ入学→卒業→資格取得までには様々な費用が掛かるという現実があります。


皆さんは、勤めている職場ではどの程度理解を示してくれ、補助の制度などの協力体制が整っていますか?


今回は、実際に私が経験した中で、どの程度の金額がかかったのか、その必要経費について、解説いたします!

①認定看護師になりたい!と決意した時から、認定看護師教育課程を受験するまでにかかるおおまかな費用について

まず、認定看護師教育課程へ入学する為には入試に合格する必要があります。


入学するためには、もちろん試験勉強も大切です。


試験勉強を行うためには、ある程度の参考書も必要でしょう。

この点に関しまして、私の場合はある程度専門分野の参考書をあらかじめ持っていましたので、新たに購入することはありませんでした。


しかし、これから勉強をしよう!と感じているのであれば、最低でも2~3冊程度の参考書は購入した方が良いです。


これに関しては中古の購入でも構いませんので、1万円に到達することは無いのではないかと思います。


次に、都道府県の内どこの教育課程に受験するかです。


これについては、受験をするために必要な往復の費用がかかってきますので、住んでいる地域から離れている場合には必要な経費です。


私の場合は認定看護師教育課程が地元、もしくは隣接する県にはなかったため、飛行機+電車で受験をしに行きました。


その為、かかった費用は往復で6万円程度


近くから受験ができる方なのであれば、そこまでの負担はないかもしれませんが、もし遠方から受験をされる方がいらっしゃれば、そういった費用も考えておく必要があると思います。


そして、これもかかせないのが教育課程の受験代です。


こちらは5万円の受験費用がかかりました。


住んでいる地域によってここは前後する可能性がありますが、私の場合は遠方でもあり、結構な金額が掛かった方だったのではないかと思います。

①で私がかかった費用については、合計11万程度です(試験勉強のための参考書代は除いています)

②認定看護師教育課程の受験を合格後してから入学までにかかる費用。受講料・引っ越し・住まいやその他雑費について

さて、ここからは合格した後から教育課程入学までにかかる費用についてです。


まず、必要なのは年間にかかる受講料の振り込みです。


他の教育課程の情報はわかりませんが、入学が決まり次第、私の教育課程の場合では一括で振り込みが必要でした。

費用については、95万円でした。


ほぼ100万円です。これはとても覚悟が必要な金額です。


当然、100万円をさらりと振り込むことなんていうことは私には到底できません。


この金額なので、もし実費で受講料を支払う場合には、貯蓄がある程度なければ難しいことがわかります。


私がとても助かったと思うことは、ここに関する費用がかからなかったことにあります。


私の場合、受験を決意する前に認定看護師として活動している先輩へ相談をしていました。

私が学校に行ったときは、病院から受講料出してもらってたよ。

と返答をもらい、受講料については職場で補助をしてくれるという情報を知ることができました。


95万円が、結果的に0円になったことは、私が受験しようと躊躇していた思いを振り払ってくれました。


すでに認定看護師として活動されている先輩が身近にいるのであったら、その時はどうだったのか相談してみるのも良いかもしれませんね。


次に考えなくてはならないことは、住まいにかかる費用です。


これについては、現在住んでいる住居から公共交通機関・車などで通える程度の距離であれば必要がありません。


しかし、ある程度距離が離れている場合には引っ越しが必要なことから、新たな住まいへ半年間引っ越す必要があります。


私の場合は①にご説明したように、長距離であったことから引っ越しが必要でした。


また、土地勘が全くない地域でしたので、ネットを駆使して公共交通機関について自身で調べつつ、「この地域であれば通うのに問題ないか」と十分に情報収集をした上で住まいを決めました。



私が住んだアパートでは、家賃は4.5万円程度でしたが、その前にかかる敷金・礼金があり20万円かかりました。


実際に住んでいた期間については約6か月間であったため、家賃27万円+敷金礼金20万円で、トータル47万円です。


この家賃については地域性もあると思いますので、都心か地方によっても金額は異なると思います。


また、教育課程によっては寮があれば借りられる場合もあります、そういった所に住むことができれば、もう少し金額の節約ができるかもしれません。


進みたい教育課程において、そのような環境が充実しているのかも情報収集しておいた方が良いでしょう。


更に、当然ですが引っ越しをした場合には、引っ越し先ではなく、現在住んでいるアパート・マンションの家賃も当然かかってきます。約6か月分、この家賃についての計算が必要です。


私の場合は、引っ越し先の家賃・敷金礼金についても職場で負担していただけましたので実質0円という結果でした。


続いて引っ越しについてですが、荷物を可能な限り少なくしました。
単身パックではなく、段ボールに詰め込んで郵送を行ったことから、6万円程度の金額がかかりました。


ここまでにかかる費用以外にも、教育課程では教材の購入が必要です。


自身で教材を購入する必要があったため、必要な教材について可能な限り中古で購入しました。教材費は約3万円程度でした。


付け加えますが、もちろんノートパソコン・プリンターは必須です。

②の段階で私がかかった費用は、約9万円です。

しかし、私の様に補助を受けられなかった場合約151万円が必要です。

※ここではノートパソコン代・プリンター代+現在住んでいるアパート・マンションの家賃約6か月分+毎日学校往復の交通費は除いてます

③資格取得までにかかる費用。実習の宿泊費・受験料・認定料

続いて、入学してから資格取得までにかかる費用についてご説明します。


入学後からは、家賃以外にも光熱費+食費がかかってきます。
この中で中々節約が難しかったのが食費です。



それは、課題の多さに由来しています。教育課程が始まると、講義だけではなく、レポートの提出期限や、教科ごとのテストに追われる日々が続きます。


時には課題の提出・テスト勉強のために深夜まで、または徹夜をされる方もいました。


また、その後には実習が始まるため、到底料理はできませんでした。その後も修了試験を受けるなど、短期間の間に様々な課題をクリアしなければなりません。


食費については作り置きをされている方もいらっしゃると思いますが、人によって余裕がない場合には難しいこともあると思います。


ここに関しては個人の差が生じると思いますので、具体的な金額については省略します。


ただ私の場合、当初は料理をすることもできたのですが、疲労が蓄積しましたので余計な体力は使わない方が良いと判断し、スーパーやコンビニなどで購入したものを食べたりもしていたので、結構金額は高かったのではないかと思います。


次に、実習にかかる費用です。実習施設は様々でした。
最も遠方だと、500km程離れた所で実習する方もいたため、もちろんビジネスホテル生活が始まります。


4週間の実習にかかった費用は、食費も含めて15万円程度でした。


実習が終わり、修了試験が終了すると(修了試験後、再試が必要であれば再試験代が必要です)次に認定看護師の資格試験が始まります。


資格試験にかかる費用が5万円です。


その後、無事に合格したとして、認定料の振り込みが必要です。その費用として、更に5万円が必要です。


ここまでがおおよそ必要な金額になります。もちろん、私の場合なので、人によってはもう少し少なかったり、もしくは多かったりもすると思います。

③で私がかかった費用は25万円(実習ホテル代+資格試験・認定料)+光熱費+食費です。

④結果的にいくらかかったのか?認定看護師になるために最低限必要とされる合計金額について

では、私が実際にトータルでかかった費用についてです。


①11万円+②9万円+③25万円=45万円に加えて
光熱費・食費を加えると、約78万円が合計金額となります。

もし私が何も補助を受けられなかった場合は、受講費やアパート家賃代が加わるため、約225万円が必要した。

前述しましたがここには…
〇現在住んでいるアパート・マンションの家賃6か月分
〇購入する必要であればノートパソコン・プリンター代
〇学校への交通費

などの費用は除いています


私の場合は職場からの補助を受けられたことから、受講料・家賃などを差し引くことができました。


全額の負担ではなかったため、思ったよりも大きな金銭的な影響はありませんでした。


もし、認定看護師になりたいとお考えの方がいらっしゃるのであれば、金銭的な負担を考える必要があると思います。


まずは職場へ補助してもらえる制度が整っているのか、確認することをお勧めします。

⑤職場から金銭的な補助を受けられない場合の奨学金制度について

金銭的な負担が大きいことは、これまでにお伝えした通りとても大きいことがわかります。


私は職場からの補助を受けることで、なんとか認定看護師になろう!と踏み切ることができましたが、そのような制度が無い職場の場合は大変だと思います。


そのため…このようなケースの場合には、奨学金制度を利用することをお勧めします。


日本看護協会では、「認定看護師教育課程を受講する看護職に対して、年間で120万円の貸与制度」があります。詳しくは日本看護協会㏋をご参照ください。


この金額だけでは問題解決にならないかもしれませんが、ある程度の手助けにはなるのではないかと思いますので、活用することをお勧めします。

⑥まとめ

〇認定看護師教育課程へ受験から資格取得までにかかる費用は、補助が受けられるか否かで変化してくる。
全く補助を受けられないのであれば、200万円以内では不足することが考えられる

〇職場からの補助を受けられるかの確認が必要(どこまで補助してくれるのか)

〇補助を受けられない場合には、日本看護協会奨学金制度の活用を検討することも選択肢の一つ

以上となります。

とても現実的な話となってしまいましたが、少しは参考になったでしょうか。


もし、認定看護師にこれからなりたい!と考えているのであれば、ご検討していただけたらと思います。

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koe

〇転職サイトを利用し、4度の転職・単発アルバイトを経験
(国立病院・特定機能病院・療養型病院・一般病院)(緩和ケア科・循環器科・療養病棟など)
〇緩和ケア認定看護師(B課程)
〇転職を繰り返しながら、「やりがい」を見出して看護師を継続している経験を発信

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